すららの国語の特徴は何といっても
文章を正確に読む訓練が順を追ってできることです。
そんなの当たり前じゃん、と思うかもしれませんが、
これがなかなか市中の教材にはない特徴です。
国語の参考書・問題集というと、
見開き1~2ページくらいの中に本文問題文が載っていて・・・
というようなものを思い浮かべると思いますが、
そのようなものをやったからと言って、
文章を正確に読めなかった子が文章を正確に読めるようになんてなりません。
やらせてみたはいいけど、効果がよくわからない。
塾の先生には「国語はすぐには成績が上がりにくい」と言われてもうずいぶん経っている。
これ、国語勉強あるあるなんじゃないでしょうか。
それもそのはず、1文すら正確に読めるようになっていないのに、
いきなり微妙な長さの長文を与えられ、
何となく問題を解いて、何となくマルバツをつけて、
解説を読んで何となくわかったような気になって・・・
肝心の文を正しく読む方法は誰も教えてくれない。
こんなことの繰り返しですから、明確な成果なんて出るはずはありません。
すららが優れているのは、
この「文を正しく読む方法」のレクチャーとその訓練を、
1つの文の構造の見方からはじめて一つずつ学べるところにあります。
1文の読み取り方から短文→長文へと順を追って進めていけるのです。
しかも、最初の段階の「1文の読み取り」がかなり手厚くなっているのもすららの特徴です。
問題文の意図を読み間違えて点を落としたり、。、
似たような問題なのに言葉がちょっと変わると急に解けなくなる、
先生から読解力の無さを指摘される
テキストの説明を読んでも、先生の説明を聞いても理解できない、
というようなお悩みをお持ちの方に、
すららの国語はぴったりの教材です。
小学生版・中学生版ともに、
1文の正確な読み取り方からはじめて、短文→長文へ進み、
学年が進むと再び1文の読み取りからスタートして前の学年に学んだ内容を同じ手順で深める
というスパイラル式(勝手に名付けました)の構成になっているのもすららならではの特徴です。
文章の正確な読み取り方を徹底的に、繰り返し叩き込まれるので、
学年が進むにつれ、間違いなく読解力は上がっていくと思います。
それだけで終わりではありません。
すららは読解力というような本質的な部分だけでなく、
入試に役立つテクニックの部分もしっかり学べるように
すららの中学版では後半に長文読解問題の解法テクニックを教えてくれるパートがあります。
こんな優れた特徴を持つすららですが、完全無欠というわけではありません。
いくつか弱点がありますので、これらの特徴を踏まえて賢く使ってください。
すららは英・数・理・社については、
教科書に対応した進行表がついていて、
教科書の進み方に合わせた学習ができますが、
国語は教科書の内容と無関係に進んでいきます。
だからこそ、真の国語力が身につくというところもあるのですが、
どうしてもすらら国語がカバーできない部分があります。
それは定期試験対策です。
小学生は気にする必要は無いかもしれませんが、
中学生にとってこれは些細な問題とは言えません。
市販の定期テスト対策教材や、定期亭策講座を使って定期対策は別にやっておく必要があります。
本部と直接契約するパターンだと国語の定期対策はできませんが、
学習塾を通じて受講するパターンだと、
通塾講座やオンライン講座では定期対策までやってくれるところもありますので、
定期でも頑張りたいという方はそちらをご検討いただくと良いと思います。